アメリカ滞在記3日目〜ボクシング帯同〜
3日目。連日ボクシング関連の諸々に同行させてもらい、ボクシングで暮らしがまわっております。気候のよいRedond Beach、いつ来ても過ごしやすい。最高です。
朝はお散歩のようなジョグからスタート。藤岡さんと。
ビーチ沿いを走ります。本当にこちらの方は朝から走る人も、ビーチバレーしている人も多くて清々しいですね。
すれ違い様に「Hi」だか「Good Morning」と声かけあっているので、私も率先して声かけしています、すれ違い様に。
公園にはリスもわんさかいます。これは小ぶり。大きいのだとペルシャ猫のようなサイズもいらっしゃる。
朝ジョグが終わったら朝ごはん。こちらでは日本の方のお宅に滞在させてもらっているので、朝からお米+味噌汁です。とってもありがたく助かります。
使っているお味噌は最近アメリカで作り始めたものだとか。発酵するのかしら…?とちょっと気になりました。
午後はとある選手の公開練習に同行させていただきました。昨日のゴロフキンに続いてのスーパースター!のちほど記します。
その取材が終わってお昼。近くのメキシカンが多くすむエリアへ。この一帯は広大ないちご畑が広がっていて、その収穫の労働者で多くのメキシカンが雇われていてその人たちが住んでいます。そのため、ローカルなメキシカン料理が食べられるお店がたくさんありました。
もうね、街がメキシカンカラー!
可愛すぎる!!
この配色、ナイス。
藤岡さんが気に入ったROYAL BEAUTY SALON前。
なかなかの溶け込み具合。ナイスです。
お店はクラシカルな雰囲気でした。料理をチョイスして、
サルサやチリやらレモンやらを好き好みのせて
食べる!チキンもダイナミック。にぎりこぶし分くらいありました。
トマトとチキンの煮込み。パクチー(メキシコ名わからない)山盛りにして。おいしかったです。日本人は抵抗ない料理ですね。
昼食を食べて、
ストロベリーフィールドを抜けて…練習へ向かいます。
藤岡さん、今日はスパーリングの日。少々緊張する練習です。
ジムに到着すると藤岡さんを指導してくれているベンさんが待っていてくれました。
ベンさんは御年77歳の超ベテラントレーナー。数々の名選手を育て上げてきました。
そんなベンさんが今回もみっちり藤岡さんの指導に当たってくれています。本当に信頼も厚くパワーもエネルギーも素晴らしいお方です。それこそキャップにあるようにゴロフキンを指導しているトレーナーでもあります。
到着早々、職人ワザのバンテージ巻き。
親指にかけて巻く独特のスタイルでした。藤岡さんいわく美しいバンテージだと。しわ、ヨレがひとつもない。
ワセリンもベンさんが塗ってくれて準備万端です。
相手は若干17歳でした。しかし全米アマチュアチャンピオンに輝いた選手。
腕が長い長い。ジャブがモーションなく打ち込んでくるので、戦うならばかなり厄介でしょうね。とても気持ちも強くて将来が楽しみな選手です。
2020年の東京五輪を目指しているので、五輪のアメリカ代表として日本で見かけるかもしれません。
スパーの内容は、藤岡さんが今回ベンさんに教えてもらったことを発揮する場でもあります。ただ相手を倒すのではなくて「学んだことを生かせるか」がテーマです。
ベンさんいわく「今までの藤岡さんの強さは十分にわかっている。でもそうじゃなくて、より強くするための練習を課しているし、それを出せるかが大切だ」と。
今までのボクシングスタイルではないので、ときどき調整しながら果敢に向かう場面も見られる展開でしたが、かなり攻撃の精度があがってきました。一発一発の重さが変わってきました。これはもう、凶器ですよ、本当に。
ベンさんの的確な指示と着実に実行する藤岡さんの最強ペア。42歳にしてもボクシングに対して貪欲な姿勢は本当に学ばせてもらうばかりです。
そして、世界5階級してもなお「のびしろ」があるワクワク感を藤岡さんはもちろん、私をはじめ同行した人たちは全員思ったことでしょう。
つづきます。